Y・D

生産管理部
生産資材一課 国内購買担当

【プロフィール】
鋳物を取り扱う商社の海外調達部に勤めた後、日本ギアに転職。生産資材一課の国内購買担当として、鋳物の購買業務を行っている。ゆくゆくは海外調達で貢献したいと考えている。

鋳物を扱う商社から日本ギアに転職
最終的な製品が見られるので、社会に貢献している実感がある

商社ではなく、メーカーに勤務したかった

前職は鋳物を取り扱う商社の海外調達部で、調達業務に従事していました。中国の協力工場から鋳物を調達し、国内の顧客に販売する業務で、主に中国メーカーの品質管理や顧客のクレーム対応を行っていました。
国内の顧客と中国メーカーの間に立つ商社だったので、はたしてどこまでお客様にとってメリットがあるのか疑問を抱く中で、「やはり商社ではなくメーカーに勤務し、直接中国から鋳物を仕入れて製造原価低減に貢献したい」と考えるようになりました。
日本ギア工業に転職したのは、今まさに海外調達に注力しているメーカーだったためです。今後は中国メーカーとの取引も増えていく段階と聞き、転職を決意しました。
それまで私は福岡に住んでいたのですが、転職をきっかけに神奈川県藤沢に引っ越しました。福岡に住んでいたといっても、中国にも赴任していたので環境の変化には慣れていて、さほど不安はありませんでした。

 

高品質で安価な部品を仕入れて製造原価の低減に貢献

現在は生産管理部生産資材一課で、主に鋳物の購買業務を行っています。発注先の選定や納期管理、コストダウンが主な仕事です。
購買業務には海外担当と国内担当がありますが、私は国内の担当です。中国から物を仕入れればコストダウンにつながるという思いはあるのですが、ロットが少ないと仕入れにくく、現状は国内製品に絞っています。でも将来的には、海外を担当することになると思います。
私のミッションは、高品質で安価な部品を仕入れて製造原価の低減に貢献し、より競争力のある製品を作り上げることです。製品の特徴に合わせた選定と価格交渉を念頭に、業務にあたっています。

 

ものづくりの一端を担っているという実感がある

日本ギア工業で働いてやりがいを感じるのは、やはりものづくりの一端を担っているという実感があることですね。
前職は素形材を取り扱う商社だったため、最終的な製品を目にする機会があまりなく、自分の仕事が社会の役に立っているという実感がいまひとつ得られませんでした。
でも現在は、アクチュエータなどの製品を製造している現場が近くにあり、調達した部品が使用される過程や製品をいつでも見ることができます。最終的な製品が見られると、社会に貢献しているという実感がより強くなります。
また、前職は中国メーカーから砂型鋳造品をメインに調達していましたが、現在は国内のさまざまなメーカーから砂型鋳造品だけでなく、さまざまな製法の鋳物調達に携わっています。新しい知識をどんどん吸収できるので、良い刺激になっています。
鋳物の優劣というのは、外から見ただけではなかなかわかりません。一番大切なのは、工場の管理が徹底しているかどうかということです。工場によっては、鋳物を流し込む段階で、巣ができてしまうことがよくあるんですよね。その辺の判別は意外と難しいので、前職の経験を活かせていると思います。

 

中途採用者にとって働きやすい環境

職場は部門間の垣根がなく、相談しやすい雰囲気があります。社員の皆さんは人柄が良い人ばかりで、何かわからないことがあればいつでも相談でき、何でも親切に教えてもらえます。中途採用者にとって、とても働きやすい環境ではないでしょうか。
また、有給休暇取得を推進している会社なので、育児などのプライベート面でも大変助かっています。
今後は国内の鋳物調達だけではなく、中国からの調達にも携わりたいと思っています。中国の物価は上昇してはいますが、未だに国内より価格メリットはあり、近年は品質も向上しています。
その一方で、国内の鋳物産業は縮小傾向にあり、海外調達は部品の安定供給の面でも重要です。まずは国内の調達業務を円滑に回し、ゆくゆくはよりコストメリットのある海外調達で貢献したいと考えています。